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3年になって、卒業の時期になり、
まだ自分でしたい事も考えられず、
とりあえず家から出てみようと思って
滋賀県の会社に就職しました。
そこは大きい会社で、
スチールの家具とかデスクとか作る会社です。
その中にも、溶接、塗装、貼り付け、組立、梱包とあり
流れ作業のところです。それが2工場ありました。
周りは工場だらけでした。
滋賀県にいっとる時に親父が兄貴の離れの家を建てるし、
ちょっと手伝えってゆうてきたので、帰って手伝いました。
そのときに、『あ、なんか大工さんておもしろそうやな』
と思い、親父に「大工するわ!」てゆうたんです。
でも、
「あかん!やめとけ!」てゆわれました。
それでも、やっぱおもしろそうやし、
滋賀県から帰ってきました。
帰ってきて、ちょっとましてから
親父の手元で大工しよ!と思とったら、
「親の元で仕事習ってもあかん!」ゆわれて、
親父の知っている大工さんに弟子入りしました。
それが親方です。
『うわっ!!大きい人やな』と思いました。
なんせ、親父も僕も背が低いので・・。
この時、22歳でした。
はじめは何をしたらええんか全然わかりませんでした。
木の事も全然知らんかったし『どうしょ・・』とおもいました。
弟子入りしてすぐに親方に、ノミ、手のこぎり、
電気丸ノコ、ゲンノ(とんかち)、砥石を買ってもらいました。
ごっつううれしかったです。
後のちょっとしたものは、親父も大工しとったので、親父からもらいました。
ノミ砥ぎは大変でした。
それを毎日五回づつ続けるように親方から言われ、
朝、十時、昼、三時、仕事が終わってから、
後は使ったらすぐ砥ぐようにと、それを繰り返した結果、
今の自分がおるんやなあと思います。
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